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私はメモ魔。 奥野 宣之氏の『 情報は1冊のノートにまとめなさい 』という本を参考にして、メモ帳に時系列で出来事を書き連ねるメモ術を実践している。 起床・就寝時間や出かけた時間、買ったもの、値段、などなど、なんでもメモする。
今までは A5 サイズや手帳サイズなど大きさはバラバラに、ノートを常に 1 冊持ち歩いてメモを書き記してきた。以下がそのメモ達。
メモを取り始めて約 3 年。 メモ帳は 20 冊を超えた。 ただし、飽き症なのでノートの途中まで書いて残りは空白のまま放置して、次のノートに移ったりする。 なので冊数の割りに内容はそんなに内容は詰まっていない。
文字を見るとその時の自分の気持ちを思い出すことができる、大切なノート達。 適当に段ボールに詰め込んでいるけど大事に保存しています。
今年 2 月の引越しの時、かさばるし重くて運ぶのが大変だったので、現在の"ノート式"のメモスタイルを変更してみることにした。
ノート式のスタイルをやめようと思ったきっかけは、abrAsusの薄いメモ帳の存在を知ったことから。
abrAsus の薄いメモ帳は、どこにでもある A4 のコピー用紙を 8 つに折ってメモ帳として使用します。 用紙の折り方や書き込み順は abrAsus の公式サイトで詳しく解説されている。 このメモスタイルは用紙の片面を使用するようになっていて、ミスコピーした裏紙を再利用することも可能。 もちろん裏返して用紙の両面にメモすることも可能。お好みで。
専用のリフィルを印刷して使用することもできる。 公式サイトでいろんな種類のリフィルを手に入れられます。 以前サイトを見たときよりも新しい種類がたくさん増えている。
私はメモ帳のスタイルを参考にしただけで abrAsus の薄いメモ帳カバーは購入していません(ごめんなさい)。
立った状態でメモすることが多い場合は、メモカバーを使ったほうが便利がいいと思う。 メモカバーにはカードを入れることもできるので、タッチカードや名刺等を入れて使うのも良き。
私は今のところ日常生活で立った状態でメモすることはほぼない。 タッチカードや名刺を使うこともない。 したがって、今のところメモカバーの購入予定はなし。 将来的に立った状態でメモを取ることが多くなったときに購入するか考えます。
abrAsus のメモスタイルを参考にして、自己流にアレンジしてみました。
まず、紙は一般的なコピー用紙ではなく、 コクヨの A4 コピー用箋(コヒ-15N) を使用します。
この紙は一般的なノート紙やコピー用紙に比べて用紙の厚みがかなり薄いです。 用紙が薄いのにハリがあって破れにくい丈夫な紙。 コピーにはうつらない薄いブルーの方眼目盛が付いているのもポイントです。 コピーにうつらない目盛りなので、後々スキャンしてデジタル化をする場合にも都合が良いと思います。
一般的なコピー用紙を 8 つに折ると、紙自体に厚さがしっかりとあるので結構がっつりとゴワゴワしてしまって折り目の部分が書きにくい。 しかし、このコピー用箋は薄いので 8 つに折っても折り目の部分が書きにくいといった問題がありません。あと軽くてペンにくるくると巻き付けてスリムなるのも良い。
また、万年筆のインクにも強く、滲みや裏抜けは一切なし。 筆記時のイメージとしては、インクが紙の上にテロッとのっている感じ。 インクの濃淡が綺麗に出る。 ペン先が滑るつやつやとした紙が苦手な場合はちょっと向いていないかも。 そして紙の性質上、インクの渇きは遅い。
紙が薄いので裏写りはおこります。 コピー用箋の場合は裏に書くことを想定した紙ではないのでここは仕方ない。
コピー用箋の冊子ごと、あらかじめ大型のパンチでいっぺんに穴をあけておきます。 こうするとメモを書き終わった後にすぐに閉じられるので便利。
大型パンチがないときは、数枚ずつを一般的なパンチで穴を開けてから 8 つに折る。 コピー用箋は長径も短径も中心に青色の「▶」で印をつけてあるので、パンチで穴を開けやすい。
私は管理がしやすいので一般的な A4 サイズを選んだけど、コクヨのコピー用箋には A4 サイズの他に、より大きい B4 サイズ(コヒ-5) とより小さい B5 サイズ(コヒ-25N) もあります。
コクヨのコピー用箋は一般的な用紙よりもやや割高で 1 枚が 10 円弱ほどしてしまうので、 オキナのプロジェクトペーパー などがガシガシ使うメモ使いにはちょうどいいかなと思います。 コクヨのコピー用箋をまとめ買いしてしまったけど、ゆくゆくはこちらに乗り換えたい。
方眼が必要なくて厚みが気にならなければ一般的な白紙のコピー用紙が一番安価。
折り方は公式と同じ。 A4 のコピー用箋を 8 つに折って、左上から記入し、右上にきたら左下へ、最後は右下で終わり。 書き込む区画は全部で 8 個。
abrAsus のメモカバーを使う場合、一番右下の 8 番目の区画はメモカバーに挟むことになるので筆記はできないけど、 私はメモカバーを使用しないので、8 番目の区画にもメモを書いています。
小さく分ければ 8 区画(A7 サイズ)だけど、例えば、大きな図やイラストを書くときなどは 4 区画をひとまとめ(A5 サイズ)にして使ったり、 そもそも A4 用紙なのだから大きく 1 枚をそのまま使うこともできる臨機応変さがあります。 これが他のノートにはなかなか真似ができないこのメモスタイルの有能なところ!
そして完成したメモ用紙をそのままボールペンのクリップに挟んで、ポケットに突っ込んでいます。 コピー用箋は丈夫な紙なのでポケットに入れたまま座ってぐちゃぐちゃになったり、少しくらい水をこぼしても平気。 割と雑に扱っても破れずに耐えている。
一般的なメモ帳やノートのようにカバンの中でかさばらない。 紙とペンのみなのでカバンがなくても持ち運び可能。 そして軽くて邪魔にならない。 ミニマルなメモスタイルの完成形では!?
書き終わった後は、 ナンバリングマシン で区画ごとに通し番号を押し、 コクヨのプラファスナー に通して保存している。
いずれは通し番号ごとに Excel にザックリとメモの概要を書き出してデータ化し、のちのち参照しやすくする予定。 …と思っていたけど、めんどくさいのでデータ化しないし、書いたものをそのまま保存するだけです。二度手間切り捨て御免。
バインダーだとかさばってしまってあまり好きじゃないので、プラファスナーで閉じてラフに半分に折って保存する。こういう簡単なのが丁度いい。
紙で保存する必要がなければ、プラファスナーに閉じずにスキャンしたり写真に撮ってデータ化して保存するのが省スペース化できて良い。 私はなかなかそこまで吹っ切れなくて、万年筆の古典インクの経年変化を楽しみたいから過去のメモ帳も紙の状態で保存して残す。
このメモスタイルによって、私のメモ魔生活が快適なものとなった。 メモスタイルにおける Less is more、最高じゃん!
ノート 1 冊をメモ帳として使うと、ノートの最後の方になるにつれてどんどんノートが重くなり、カバンの中でも邪魔な存在となってしまう。 それが煩わしかったので、このメモスタイルはメモ魔史上最高至適。
ついでにこれまで貯めたメモノートもこのコピー用箋に書き写して、保存スペースの縮小にも挑んでいる。 でもやっぱり二度手間はめんどくさすぎて道半ばで挫折しそう。