ニコール・キッドマンの映画「 リピーテッド 」観ました。 設定は完全にニコール・キッドマン版の「 掟上今日子の備忘録 」。探偵か主婦かの違いで、内容はダダ被り?掟上今日子の備忘録を見たことがないからよくわかんないけど。

ストーカー&DV男は怖いね、っていう内容です。ストーカーするほど愛しているのに、あんなに本気で女性を殴るってどういう思考回路なんだろう。理解不能。本気で殴りすぎちゃったせいで「寝たら記憶が全部なくなる」っていう記憶障害残っちゃったよ!一応障害おわせたことは後悔してるんだって。なのにまた殴る殴る。

オチは最初から予想できていた。医者か夫、どちらかが悪いことをしたやつでクリスティーンを監視しているんだと思っていたらやっぱりそうだった。

途中、あいつが悪いやつだったのか、と思わせつつもアッサリ「そうじゃない。治療の反動だ」でコロッと方向性変えたのには呆気にとられたよ。展開軽すぎっ。

この映画で一番の疑問は、ストーカーはわざわざ夫の振りをする必要があったのかということ。夫のベンだと偽ってクリスティーンと暮らさずに、最初からクリスティーンはストーカー自身の妻だよって教えていても良かったと思うの。「ベンのふりをするのが疲れた」って言ってたけど、最初から夫のふりをする必要なかったんじゃない?どうせ寝たら忘れるんだから、途中からいろいろ方向転換してもよかったんでない?

ずっとストーカーだっていうのをバラさなければ今後も死ぬまでクリスティーンと幸せに暮らしていけたと思う。クレアにバレたから時間の問題だったのかもしれないけど。そもそも最初からベンだと偽らずに、クリスティーンの新しい夫として上手いことクレアと関係を築いていけば円満に終わったかも。そんなコミュニケーション能力なかったのかな。ストーカーもいろいろ切羽詰ってたのか。

最後は無理矢理いいハナシの方向に持って行こうとしている。ちょっと苦しい。

オチが見え見えな分、あんまりミステリー感はないしあっと驚くようなどんでん返しもないし、ふーんで終わる映画だと思った。内容薄い。20年近く記憶障害でずっと生きてきたのに、ビデオカメラで映像日記を始めた途端あんな急に記憶が回復するもんなのかな。それとも殴られた影響で記憶力戻ったか。

寝たら全部忘れちゃうなら、2~3日寝なかったらいいんじゃないかな。10分お昼寝しただけでも記憶飛んじゃうのかな?気になる気になる。そういうパターンも混ぜてみて欲しかった。

ニコール・キッドマンはとっても美人で可愛いなーと、ニコール・キッドマン好きにはいい映画かも。か弱いニコール・キッドマン可愛い。