海外ドラマでハンニバルシリーズが出て以来ずっと観てきていたのですが、とうとうシーズン3で終わりのようです。 グッバイ、マッツ・ミケルセン…

マッツ・ミケルセンとミッツマングローブ、全然違うんだけどいつもぐちゃぐちゃになる…ごめんなさい

ドラマ版ハンニバルの感想

このシリーズは何と言ってもお料理のシーンが美しかった。料理を作っているシーンも、完成した料理もとっても美しくて食欲をそそられる。 レクター博士が作る料理なので、大抵が人肉。

殴り合いや戦闘のシーンも綺麗で引き込まれました。スローモーションや巻き戻しが効果的に使われているので、細かな血しぶきですら美しい。

セリフが臭くて内容も小難しいので集中しにくいドラマではあったけど、映像の美しさで引き込まれた。

ハンニバル シーズン3の感想

シーズン 3 になって大元の 映画版「ハンニバル」 とリンクしているシーンがたくさんあってホクホク。まあやっとかという印象。シーズン 1-2 はキャラクター名くらいしか映画を引き継いでいるものはなかったから。

映画版ハンニバルのメイスンやコーデル君も出ていた。映画版ではメイスンの最後は食人豚に食べられるのですが、海外ドラマ版ではウツボに食べられていました。アレンジが素敵に効いてる。

深入りした刑事が腹を割かれて窓から首を吊られる印象的なシーンも再現されていた。中学生の頃に初めてテレビ放送でハンニバルを観て凄く記憶に残ったシーンだったので懐かしい気持ち。 この時の印象がすごくてそれ以来グロ映画が大好きになったので、子どもが観るかもしれない時間帯の地上波で悲惨な死に方をするシーンを含む映画を放送するのは親になった今となっては反対。自分の子どもがグロ映画を平気で見るようになったら心配だよね(実母の親心を察する)。

レッドドラゴンは子供の頃に一度観たきりでほとんど記憶がなかったので、シーズン 3 で若干おさらいした感じです。

ただ、シーズン 3 にレッドドラゴンの小話が必要だったかどうかは疑問。 メイスンの屋敷から逃げ出すシーンと、シーズン 3 最後のシーンがくっついてしまってたほうがスッキリと終われたんじゃないかと思います。 とはいえ、手に汗握るシーンがあったり、意外と賢くてビックリしたり、歴史的価値のあるもの食べんじゃないよぉぉぉとイライラしたシーンもあったりで面白かった。

レッドドラゴンの話があったことで、レクター博士の狂気的な印象が若干薄れて、なおさら BL 感が強くなった気がする。

もう全体的にウィルとレクター博士の BL(ボーイズ・ラブ)です。絡み合うシーンはないですが精神的に BL、絶対そうでしょ。「愛と憎しみは紙一重」って言うけど、まさにそのもの。憎しみ合ってるように見えて実は愛し合ってるでしょ、きみたち! ちなみにまさかの百合も登場します。そことそこがいつの間にくっついてたのー!?です。なんか人間関係がとっても複雑。ブルーム博士がシーズン 2 から人が変わりすぎてて衝撃でした。

クリーンな人物ってジャック・クロフォードくらいじゃないかな。この人だけ最初から一貫して硬派な感じです。出てくるとなんとなくほっとする安定感のある人物。

一番ラストのシーンは良かった。レクター博士が生きているのか死んでいるのか、疑問を残していたほうがいいと思う。

ウィルの吹き替えを担当している声優の浪川大輔さんの喋り方が聞き取りづらくてそれだけがずっと嫌だった。 一言一言に溜め・言い詰まりのような感じで喋る。

あと全体的に夢オチなのか現実なのかよくわからないね??特にシーズン3の一番最初あたり。結局アビゲイルは生きているの??わたしの理解力がないだけかもしれないけど、もうほんとわかりづらい。消化不良で少しモヤモヤします。もう一度見直したらスッキリするかな。


海外ドラマ版は映画版ハンニバルとは別物として楽しめました。これもこれで面白い。さすが、キャラがそれぞれ立っていて濃い。